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星 勝也; 吉田 忠義; 辻村 憲雄; 岡田 和彦
no journal, ,
核燃料サイクル工学研究所の計測機器校正施設では、約30年振りに線照射装置及び遠隔操作式校正台車を更新した。本研究では、装置更新前後の線標準場の特性を比較・検討した。標準場の基準線量率を決定するため、電離箱(PTW Freiburg GmbH、TM32002、体積1000cm)及び電位計(東洋メディック、RAMTEC100Plus)を使用して、線源から1m9mにおける線量率を測定した。照射野の均一性を評価するため、有感体積が小さな電離箱(Aloka、DRM201、体積40cm)を用いて、線源から1m及び2mにおいて、ビーム軸に垂直な上下左右方向の線量率分布を取得した。更新前の基準線量率に対して、更新後は3%5%高くなった。これは、線源ホルダ側面の厚さが最大で3mm薄くなったことに起因すると考えられる。新旧の照射装置は、開き角が22度の円錐形コリメータを有する。新装置の方が、均一な線量率を得られる照射野面積が大きかった。旧装置の円錐の頂点の位置は、線源の実効中心に一致しており、Cs充填領域から放出される線の一部は、コリメータの入り口によって遮蔽されていた。一方、新装置では、円錐の頂点の位置を後方へ移動させたことにより、線がコリメータの入り口で遮蔽されず、照射野の改善に寄与した。